【専門家に聞く】なぜ今、不動産に投資すべきなのか?

不動産を所有するということは、伝統的にステータス、富、信頼性と関連しています。不動産は昔から、金貨と同様に、自分の財産を確保するうえで最も安全な手段でありました。ところが近代に入ると、新しい投資先の選択肢が幅広く開発され、株式、債券、定期預金、投資信託、デジタル通貨、暗号通貨など、投資家が資金を保管するための方法は格段に増えました。とはいえ、それらの中でも不動産は依然として最も信頼性が高く、収益性の高い長期投資の可能性の一つであり続けています。

人間誰もが住む場所を必要とするため、不動産は常にニーズがあります。そして不動産への投資は、居住の場所を確保するだけでなく、将来を確保することもできるのです。この記事では、不動産に投資するメリットと、賢い投資とみなされる理由について詳しく説明していきます。

価格の上昇

不動産の価格は、時間の経過とともに常に上昇します。賢明な投資を行えば、売却するときに大きなリターンを得られるかもしれません。また、賃料も時間の経過とともに上昇し、キャッシュフローが増加する傾向にあります。不動産は長く所有すれば所有するほど儲かるというのは、昔からよく言われている事実です。住宅市場を見てみれば、バブルや経済危機による不動産の評価減はあるものの、毎度回復しています。

どんなに不確かな状況にあっても、必ず不動産の価格は元に戻り、まもなくして上昇が再開されるのです。一方の株式投資などでは、損失が出る危険性が常にあります。しかし、不動産投資では、投資対象である物件をよりコントロールしやすくなります。また、不動産は現物資産であるため、さまざまな収益源を活用することができ、さらに値上がり益も十分に期待できます。

キャッシュフロー

不動産投資で得られる収入は、住宅ローンの支払いや管理にかかる支出を差し引いた、純然たる「キャッシュフロー」です。不動産は、キャッシュフローを生み出すという巨大な力を持っています。毎月、安定した家賃収入が得られるのは、素晴らしい受動的収入源であり、投資家にとってファイナンスの長期的な安定をもたらします。ほとんどの場合、住宅ローンの返済が進み、エクイティが蓄積されると、キャッシュフローは時間の経過とともに良くなっていきます。強力な不動産投資の場合、通常6%以上ものキャッシュフローを生み出すようです。

税制上の優遇措置

不動産税の還付は、場合によっては、所得とのバランスを取り、税金全体を最小限に抑えるのに役立つかもしれません。例えば、賃貸収入は、自営業税が免除されます。これに加えて、不動産の減価償却費、保険料、維持・修繕費、弁護士費用、さらには住宅ローンの利子についても、政府から税制上の優遇措置が受けられます。長期的に不動産に投資をしている人は、軽減税率の恩恵を受けることができるのです。不動産の所有、運営、管理にかかる合理的な経費は、すべて簡単に控除することができます。

レバレッジ

自己資金をわずかしか使わず、残りを借入金で調達するというレバレッジをかけることができるのは、不動産投資の大きなメリットです。貯蓄から頭金を捻出し、残りを住宅ローンでまかなえば、購入価格全体の15%程度のお金で、優良な不動産に投資することができます。これは、自分のお金を少しだけ不動産につぎ込むという意味ですが、それでも一つの不動産を所有することができるのです。また、生涯にわたって稼ぐ収益をすべて不動産に投資することなく、予期せぬトラブルやリスクに備えて一部を保全することで、安心感も得られます。